vie riche

vie riche

TOKYO/OL/minimalism///

「やる」ことは全てタイミング

大学を無事卒業し、いよいよ明日から社会人です。

だからこそ、あえてこのタイミングで大学4年間を振り返りたいと思います。

 

「やりたい」と思うことがたくさんあった

高校を卒業した頃、とにかく大学生活が楽しみでした。

大学に入ったらバンドサークルに入って、大好きな予備校のバイトを頑張って、留学して英語がペラペラになって、痩せて可愛くなって、流行っていたぱっつん前髪とロングヘアにして、ピアスを3つ開けて、友達とリムジンパーティーして…とあれこれ妄想していました。笑

第一志望校に入った訳ではなかったけれど、なんでも出来そうな大学生活にワクワクが止まりませんでした。

 

だけど「出来ない」ことばかりだった

あれこれ調べて行ったバンドサークルは女子大の子たちが怖くて入れず、英語のクラスが同じになった子と一緒に見学に行ったダンスサークルになんとなく入ります。ダンスは初めてでなかなかうまくいかない、そして周囲のキラキラした同期が話すオシャレや合コンの話題についていけませんでした。

大好きだった予備校のバイトは社員さんや先輩方の雰囲気があまり良くなく、さらに毎回バイト後に飲み会があり、いつも眠い目をこすりながら終電に乗っていました。

第一志望校に行った友達はみんな楽しそうで、編入試験を考えて勉強していました。しかし母と話し合い、経済的に難しいという結論に至りました。

ぱっつん前髪は案外セットが難しかったし、奇数が良いと聞いていたピアスは痛すぎて2つしか開けられませんでした。サークルにいた頃は不健康に痩せていて、辞めた瞬間に一気にリバウンドしました。

好きな人には振られて、大学に入ってから心を許せる友達はまだ出来ていませんでした。

何もかもうまくいかなくて、大学受験のために頑張っていた頃が懐かしくて涙が出る日もありました。

 

「出来ない」つもりになっていた

大学1年の冬になる頃、同じ学科のあまり話したことがない(あんまり授業に来ていなくて正直ちょっと浮いている)友達とご飯に行きました。

その時友人が、私が行きたかった第一志望校に合格したにも関わらずあえて今の進路を選んでいると知りました。友人は大学に入ってから様々な活動に精を出していて、授業はおろそかになり気味だけどとても大学生活を楽しんでいると聞きました。

帰り道に聞いたことを整理しながら、私自身が今の環境に甘えて自分から選ばず、「出来ない」つもりになっていたと痛感しました。

まずは大学生活を楽しみたい。高校時代の自分ががっかりしないように毎日充実させたい。自分で選択しよう、行動しようと決めました。

 

とにかく自分が「やりたい」ことを選んだ

あまり良い辞め方ではなかったのですが、サークルとバイトを辞めました。

その後長期インターンを始め、初心者に丁寧に教えてくれるダンススクールに通い始めます。サークルのキラキラした同期ではなく、同じ学問や分野に興味を持っていたクラスの友人と仲良くなります。

自分の学部以外の授業を履修するようになり、さらには外部のボランティア団体に入りました。思えばTwitterやブログを始めたのもこの頃でした。ぱっつん前髪はやめました。笑

もちろん最初からうまくいった訳ではありません。インターン先は変え、ダンスのジャンルも変え、学校で会う友達はどんどん減りました。目まぐるしいぐらい忙しかったけれど、自分が選んだことは不思議と頑張れました。2年生は自ら「やりたい」ことを選ぶ楽しみを知りました。

 

「やりたい」ことと「向いている」こと

3年生になる頃から、ずっと考えていた将来の夢に向け本格的に勉強し始めました。

しかし夏頃に知人に全く違う道を勧められ足を踏み入れたところ、自分のやりたいことではないけれどかなり向いていることだと分かりました。

逆に将来の夢であるやりたいことは、あまり自分には向いていないと分かりました。

やりたいことか向いていることか。この二択でしっかり悩むために、就職活動を始めました。

結果、私は向いていることを活かす就職先を選びました。実は明確に自分自身に理由があった訳ではなく、周囲の勧めや環境の変化が大きい理由です。

本当にこれで良かったのか、やり続ける覚悟があるのか、とても悩みました。しかし、この決断が大きくその後の大学生活を変えます。

 

今「やりたい」ことをやるだけが正解ではない

大学4年の夏になる頃、あまり話したことがなかった友人に就職先で行うことを活かして一緒にボランティアをして欲しいと頼まれました。

そのボランティアは非常に時間がかかり、今まで私が苦手としてきたこともやる必要がありました。そして最後の大学生活だからたくさん旅行に行ったり遊んだりした方が良いのでは…と悩みました。

いろいろ考え、学生の今しか見られない世界があるならと、やりたいことではなかったけれど思い切ってボランティアを始めました。

 

ボランティアに途中から加入したため、最初は業務のやり方やコツ、人間関係も全然把握出来ませんでした。私自身の不器用さも相まって、何度もぶつかります。いつ何時も業務に追われるようになり、自分の時間を侵食されているような気がしてなりませんでした。苦手な業務できちんと結果を出す必要に迫られ、夜一人で延々と考え続けることもありました。

 

それでも不思議なことに、やり続けるうちに業務も工夫して出来るようになって、自分の時間と業務をうまく分けられるようになりました。

何より自分と組織の目標が両方見え始め、自分が社会や組織の一員として何が出来るか考えられるようになりました。

 

「やる」ことは全てタイミング

学業や他の活動に関してもとても思い入れがあるのですが、あまりに長くなりそうなのでここで辞めておきます。

 

1月になってからたくさん旅行に行き、毎日と言っていいほど様々な人と会い、卒業式は学内を駆け回って写真を撮っていました。

まさかこんなに友達がいたとは…!と驚く日々でした。笑

 

振り返ってみると、やること全てはタイミングだったと実感します。

ダンスサークルや予備校のバイトをしてうまくいっていなかったら、ちょっと浮いている友達とご飯に行かなかったら、Twitterやブログを始めなかったら、やりたいことに向かって勉強してなかったら、向いていることを就職時に選ばなかったら、ボランティアをしなかったら、全部今の自分ではなくなります。

(特に就活に限っては、3年生に転機があったからこそ今の道を選べました。タイミングが早すぎても遅すぎてもうまく行かなかったでしょう)

 

春からの社会人生活、大学生活と同様うまく行かないことばかりだと思います。

それでもうまくいかないのはタイミングだと割り切り、行動を起こすタイミングを逃さず、振り返ったら全て「必要だった」と微笑むことが出来るようにいたいです。