誕生日は特別すぎない1日が良い
22歳の誕生日を迎えました
22歳になりました。
22歳の誕生日は今までで1番、じんわりと幸せな誕生日でした。
書こうか迷ったのですが、どうしても残しておきたかったので記録します。
(いったいどうなの、というような内容ですが大目に見て下さいね。)
今年の誕生日の過ごし方
前日、東京は雨。
知り合い複数人と飲んだ後帰ろうとしたら、電車が止まってしまいました。
運転再開見込みは日付をまたいでかなり後。
近くの公園で座って待っていましたが、雨が強まってきました。
家族は皆旅行中で、迎えに来てくれず。
たまたま傘も忘れてしまっていました。
「明日は誕生日なのになあ…しょうがない。駅の近くにあるお気に入りのスパで1年を振り返ろうかな」
と思っていた矢先のこと、とても信頼している友人からLINEが来ました。
「電車が止まって帰れない」と送ったら、電話が。
少し会話をした後どこにいるか聞かれ、公園にいると言うと「今すぐ迎えに行くからその場で待ってて」と言われ電話は切られました。
非常に迷いました。一緒にいてとても心地良い男友達ですが、部屋に上がるのはどうなのかと。これまでの関係性を壊すことはしたくない。
しかし彼への信頼は厚かったですし、もしそうなってしまった時の覚悟はしました。
程なく友人が到着。傘もささずにびしょびしょの友人を見て、申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。
友人と自転車を押して部屋に向かっていると、雨が強まってきました。
傘を買うためにコンビニに寄ると、せっかくだからケーキも買おうという話に。
1,000円のメンズ用の傘と2つで300円のチョコレートケーキを購入し、コンビニを出ました。
部屋につくとすぐにTシャツとスウェットを貸してくれ、シャワーを浴びるよう促されました。そのまま着ていた服を着るからいいよと言ったら、誕生日なのに風邪引いてどうするのって笑われました。
雨の中迎えに来てくれ、部屋に行くまでもほとんど私に傘を差していてくれていたから寒かっただろうに…
私がシャワーを浴び終え髪を乾かしている間に、友人もシャワーを浴びていました。
お茶を入れようとキッチンに入ると調味料も調理器具も一通り揃っていて、しっかり生活しているんだなあとなんだかしみじみしてしまいました。
お茶を蒸らしていると、シャワーを浴び終えた友人が出てきました。お茶の良い香りとスピーカーから流れる平井堅さんの歌声が心地よかったです。
0時はとっくに過ぎていましたが、2人でテーブルに向かいケーキを食べました。
よく分からないけれどいつの間にか泣いていて、甘じょっぱいケーキになりました。
ケーキを食べた後は22歳の目標、悩んでいること、就職について、写真について、音楽について、楽器について、小さい頃の話など3時間ぐらい話していました。
友人が楽器を演奏してくれ、すごい迫力で息が止まるようでした。
明日の朝はせっかくだからモーニングを食べようという話をしながら、いつの間にか寝てしまっていました。
次の日朝早くに目が覚め、顔を洗っているとお茶の良い香りがしてきました。
キッチンに行くと友人がお茶を蒸らしながら、毎朝必ずお茶を飲んでほっとした気持ちで1日を始めていると話してくれました。素敵な習慣だねと褒めると照れていました。
お茶を飲んだ後部屋を出て、電車に乗って昨日調べた喫茶店に向かいました。
あいにく調べたお店は定休日だったのですが、少し探索していると良い感じの喫茶店が。
元気なおばちゃんと昔懐かしい雰囲気、コーヒーを煎る香り…1つ1つがしっくり来て、まるでここに引き寄せられたのではないかと思いました。
私はコーヒーとポテトサラダのトースト、友人はコーヒーとピザトーストを注文。
パンはふわふわで、ポテトサラダはどっしりとしていて、深い中に少しだけ酸味を感じるコーヒーにぴったりでした。
何か特別なことをするよりも、こうやって日常のひとつひとつを楽しめたらそれだけで十分幸せだよね、と友人と話しました。
毎日が特別すぎない素敵な1日が良い
インスタグラムやTwitterを見ていると、友人はみな誕生日に素敵なディナーや豪華なプレゼント、キラキラした夜景を楽しんでいます。
私自身も誕生日は贅沢な1日にしなくちゃとずっと思っていました。
今年の誕生日は偶然が重なってこのような1日を過ごしましたが、写真に収めたくなるような贅沢なものがなくてもとても幸せでした。
今年の目標は「特別すぎない素敵な毎日を過ごす」です。
誕生日後から、毎朝欠かさずお茶を蒸らして飲むようにしています。
Happy Birthday, to me.